日本の韻文空間を探険する哥座(うたくら)とは?歌や俳句をヒントに、美の原風景を求める。
     
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  哥座(うたくら) および 哥座星座(うたくらせいざ)とは     
 

 

             

                         Manazuru1997


  ふだんからなじみ深い裏手の山や前浜の海など、身近の自然やジブンの身体は、すでに了解済みの「空間」のなかに、疑うこともなく自明に存在している。この「こと」「もの」が生成流転している無意識空間は、万葉集はじめ、多くの歌仙の哥、俳諧、詩などの「韻文」により、ながい時の熟成を経て、身体空間や歴史、自然空間へと昇華され、「わたくしたち」自身の空間システムの原型となり、具体的な血肉となってきたものだ。あるいは、わたくしたち自身の今の意識や身体をさえ紡ぎだしてくれていると言い換えることも出来ようか。未来をも決定づけていくはづのこの無意識空間。ここでは、その無意識空間を生み出す源として、決して表にでてくることもなく、秘匿胎蔵され続けている先験的時空座標を措定し、そを哥座(うたくら)と命名した。

  この座標の自得のもとに、今日の情報テクノロジーまでを可能ならしめている西欧のテクネーの妥当性や、近代自然科学の拠って立ってきた始原的プラットフォームを再検証し、それとパラレルに発展してきた結果である、東西の芸術世界で未だ支配的となっている近代描写の意味や、表現といふ基礎概念、さらにコンセプト - コンテンツ制作というひとくくりでもって古典からサブカルチャーまで呑み込もうとしている現代美術のあり方、そして、制作主体の問題を冒険的・創作的に問い直していきたい。そこで、従来の芸術や学問のジャンルを越へ、時代、場所、立場をクロスオーバーし、随意に集合離散、活動できる超私的なパフォーマンサーたちの一期一会の関り合ひ可能な「場」として、哥座星座(うたくらせいざ)を創設した。

  方法論的には、歴史途上で、輸入されてきた印・中・欧の抽象的美学概念に代へ、まづ、冒険的創作による視座の体験的自覚が最優先課題となる。いまなほ現代西欧思想の翻訳された概念・論理でもって自らを分析して事足れりとする思潮が主流だが、それに換へ、原始の尻尾を色濃く残しているはづの普段のことばや、あるがままの身体性を手がかりに、無文字時代から連続性の途切れずにある固有の法、ロゴスを体得・抽出。その法を敷衍,発展化させていく。その際には、「俤」、「ひびき」、「にほひ」といった、先人から受け継いできた固有の概念、そしてまた「付合」などさまざまな古典的手法も重要となるだろう。印・中・欧美学のより一層の深い理解のためにも、今後ますますこの自己文脈の体験的自覚による視座の獲得といふ基礎プロセス構築作業の必要性が要請されてくると思われる。

 そこで「哥座(うたくら)」は、いったん文化装置の全てに強制終了をかけ、次に、無文字文化の視点を再起動する。そしてその荒野から、日本の韻文空間の美の解明に挑む!

 いつの日か秘蹟にまみへ、 「モノ」「コト」「コトバ」が、そこで円融具足する古くてあたらしい「座(Kura)」から次代を担う「ナニモノカ」が発掘されんことを。

 

                     哥座美学研究所   二千九年一月   

   

   
   
電脳 花鳥風月
  見れば花にあらざるはなし。想えば月にあらざるもなし。
  尾瀬ヶ原からその美しい姿を見ることができる燧ヶ岳(ひうちがたけ) は、標高2,356mの山だ。
尾瀬御池の方からの登山道では、中腹の高山植物群やワタスゲなどお花畑を見ながら登山を楽しめる。頂上からは日光連山や会津駒ヶ岳、平ヶ岳など360度見ることができる。眼下に尾瀬沼が光って見えるのが印象的だ。
古言(フルコト)は美の原風景を映すブラウザだ。
  私たちの心性の核は無文字文化にある、いままた電気や飛行機がある新縄文時代である.。
  実は、わたくしたちの基層文化は一万年近くにもわたってイメージの表象や描写をきらい、概念の発生をタブーとしてきた縄文文化にある。このタブーには、描写に宿るワルサの働きを抑えて共同体内部やこころの混乱を回避(アイヌでは現在でもそうである)したり、権力の集中を避けて、内と外との共生を図るろうとする深くきびしい智慧がはたらいている。土器に仕組まれてきた縄眼の文様をうみだしてきた精神原理と、現代のことばとしてわたくしたちの暮らしの母屋を形成している古言(ふること)の精神原理には同じチカラが働いている。

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