JAVAで読み解く日本語-「上代特殊仮名遣い」からみえてくるもの
     
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特集 言語函数論
  - 上代特殊仮名遣いをロゼッタストーンにして見えてくるもの -

 和歌や連歌や俳諧に見られるように日本の歌は世界最短の詩形でありながら森羅万象をその涯から塵芥のミクロまで、わずか十七文字か三十一文字で実感をともなって顕し得る。抽象概念にも頼らずなぜこうしたことが可能なのか。さらに言語においてのみならず「繪における雪舟や利休の茶にまで貫道する」と芭蕉が言うその一なる物の正体とはいったい何か。

 一方言語現象において注目すべきは、その一時代前の万葉仮名には確認できる上代特殊仮名遣いの特定母音の甲乙の区別は、平安時代の平かなには反映されていない。その音韻の別の解消の背景には、どんな環境変化が考えられ、そこに、どのような力がはたらいたのだろうか。

 実はこうした現象も日本語をここでいう見方をとるならば上代から現代まで貫道すると思われる日本語の一なる特性から派生してきた問題であることが理解できる。以下特集の主題はオフラインとなっています。

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 本文では一転し、従来欧米思考法では到達し得ない「言と物とは相を違えた同じものの両局面である」という地平へと踏み込んでいる。古代のインドや中国・欧米の論理思考法から抜け出しにくい現代、こここから奥には普段の時空間座標系に映り込まない未踏の原野が拡がっている。

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列島の言語と物について・・・。

 この身と物をもってして現代の美術シーンに関わり古言にはたらく法に照らしては約八千年前の縄文早期の代表作「波状口縁尖底土器」から中期の「火炎式土器」群そして後期の土偶である通称「仮面のビーナス」までを解釈してきた。これら作業中に「物」と「言」との両局を貫道する列島独自の一なる原理的法則とそこに付帯する幾ばくかの重要な公式を発見できた。もちろん哥座が発掘し晃かにしてきたものは先人の優れた業績を継承発展してきた結果である。そしてここに発見したフィジカとメタフィジカとを一貫する統合視座をあらためて再構成したのでその原理と応用法則の実際を具体的に提示する。

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 しかしいまあらためて実作レベルにおいて具体的個別的に芸術方面にあたってみると彼我の違いはあまりにおおきく、彼等にはとうていわたくしたちの舞踏やモノの作品が原理的につくりだせないことがいま漸くわかってきたのだ。絵や彫刻は国籍言語の違いを超えるというのは虚構だ。その根拠とされる造形概念は古くは中国系かいまではインドアーリア語族系に源をもつ西洋規範のものである。そこを追い詰めていけば新旧大陸系思考による美学は例外なく現実的な権力統合が反映された共通のプラットフォームをもっており、その抽象座標系を拠り所にした表現であることがわかってくる。そんなステージでいくら上演をつづけても彼らの虚無的思考法を脱するいかなる名優の試みも失敗に終わるしかないだろう。そんなエンディングまでの筋書きはこうした座標系の設定を忌避してきた私達だからこそよく見えてくるはずなのだ。芸術に限らず自然社会科学においても事態は同じだ。なぜならどんな世界系であっても芸術と自然物理は同一のもののパラレルな発展形だからである。
「ニーチェのように真昼のアゴラで提灯点けて神を探しまわっても欧米ではニヒリズムの超克は原理的に無理である。誰しもみづからの影をこえて踏み出せないのである。」

*破線部の詳細論については哥座ゼミにおいてオフラインでのみの展開となる

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  上代特殊仮名遣いを
  ロゼッタストーンにして読み解く
  日本語表記の仕組み T

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          2012年10月 於 草津

 


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